複業・副業

会社員×複業について考察

 今回は本業に打ち込む会社員のために、複業人材である私から、副業(複業)のある働き方とキャリア構築のヒントになればと思い、複業にフルコミットすることでキャリアが広がる事実についてお伝え致します。では、サラリーマンのまま圧倒的なスキルと視野を持ったプロフェッショナルになるための複業をしている生き方ついてご紹介致します。

 

会社員×複業について考察

複業について

 私は、複業者のため、もう2年以上も週7日間の労働が基本となっていますし、一日休んだとしても次の日は夜中まで作業している等はよくあります。

 そういった暮らしを学生時代からしていて、創業2カ月目のベンチャーでボランティアをしているときもそうでした。慣れとは恐ろしいもので、身体が勝手に仕事や情報を求めて勝手に動くようにやらないといけないという意識が働きます。

これは私の自慢ではなく、私より働いている人をこの世の中にはたくさんいらっしゃいますし、私の身近にもたくさんいますので、まだまだ私自身不足していることを十二分に承知しております。

 同じような暮らしをしている人といえば、例えば、本業が充実している優秀な人材や、スタートアップベンチャーで働いている人、起業した経営者がすぐに思い浮かびます。

そして、そういった人材は必ず「成果」を気にしています。いわゆるサラリーマンは時間を気にしていて、成果を気にしていない人が多すぎます。楽して稼げるなんてことはありません。

サラリーマンが退社後に居酒屋でアルバイトしても複業

複業出来る能力と環境があるならば複業はやったほうが良いと思っています。最近は働き方改革の影響もあり、給与も残業代も目減りしております。つまり、勤務時間外の時間が増えたとも言えます。その補填として、居酒屋やコンビニでアルバイトをしても良いと思っています。もちろん会社の理解は必要です。

前提として、楽して複業はできません。SNS上にある、楽に小遣い稼ぎができる適菜門に飛びつかないだけ、まともだと思います。

複業であっても、本業と同じ成果が求められます。ハーフコミットは存在しないと考えてください。

私は楽して稼げる副業を知りませんので、そのような道を進みたい方はそれはそれで頑張っていただければと思います。

居酒屋やコンビニのアルバイトをやっても、本業を見直す良いきっかけになるでしょう。アルバイトだろうと覚えることや学ぶことは多々あります。

本業の収入が減った分を補填するために複業に時間を割くよりも、家族や大切な人と過ごす時間を大切にしたいと考えるのも良いと思います。「複業」の定義としては、「パパ業」等も含まれています。

働き方改革は自分で勝ち得たものでもないし、収入源となったと嘆いていても何も変わりません。増えた時間に何をするか考えることが必要です。

さらに、どんな複業でも、お金を得る方法や契約に気づきを与えてくれます。

サラリーマンは、毎月決まった日にある程度決まった金額が自分の口座に振り込まれますが、その給料がどこから出ているのか、振り込まれることが当たり前だと思っている人が多いです。

これは社会にもまれている人材からしたらぬるま湯につかって楽していると思われるほど痛い部分です。会社員は気楽と言われる一つの理由です。

そのため、家でゴロゴロしながらYouTubeを見たりするより、コンビニや居酒屋のアルバイトの方が学びが多いはずです。

複業という選択肢がある人生は、本業一辺倒の人生より多くのことが見える可能性があります。たとえ、たった1日でアルバイトを辞めてしまっても、多くのことを発見できると思います。

複業人材の受け入れが進まない理由を考察


さて、ここまで複業を推奨してきましたが、現実的には、企業による複業人材の受け入れは、まだまだ少数と言わざる終えません。

複業・副業ブームでも、企業の需要がブームになっているわけではありません。まだまだ企業側としては慎重な姿勢を示している方が多いです。大手企業もそれなりの数が受け入れに積極的な姿勢を示してきておりますので、もう少しという感じですかね。企業の複業人材の受け入れが進んでいない理由を改めて考えてみようと思います。

①複業人材の労務管理が面倒

 企業の複業人材の受け入れが進まない大きな理由が労務管理です。労働基準法で本業と複業の労働時間は通算しなくてはならず、企業には複業人材の管理はめんどくさいです。

特に下記の労働法規制の適用に関して留意しておく必要があります。

  1. 残業に関する特別条項の絶対上限(単月100時間、平均80時間)は、両社通算で適用される。
  2. 「1日8時間、週40時間」規制は、両社通算で適用される。
  3. 「一般条項の月45時間、年360時間」「特別条項の年720時間上限」は、通算されずそれぞれの事業場で判断される。
  4. 休憩、休日、有給休暇は、通算されずそれぞれの事業場で判断される。

 上記のことがあるため、複業人材に対して過重労働対策として、企業には安全配慮義務が生じます。

 割増賃金の支払い義務は、本業でなく、複業人材の受け入れ企業となってしまいそうです。今後この通算ルールについては見直しがあると思います。

複業人材を活用したいが、働かせ方によってはブラック企業と言われてしまうため、二の足を踏んでいる企業も多数おります。企業を優先するとブラックな働かせ方をする企業が現れるたてしまい、複業人材からブラックな働かせ方をするのかとクレームの声が上がってしまうため、法改正はとても慎重に進められると思います。そのため、企業、政府にとって、複業人材は重要でもあるが、めんどくさい存在となっています。

②複業人材に対する社内の感情バリア

 企業の人事権を全て束ねているような気になっている人事労務がいると、外部の複業人材はうっとうしく感じられてしまいそうです。

 例えば、人事労務の頭を通り越して、経営者や現場の主導で複業人材の受け入れをした場合、こういった感情論が起こりやすいです。また、複業が出来ない人材から複業をしている社員に対して嫉妬のような感情が生まれたりもします。複業をしている方は当然社内の同じような職位の方と比べると多く収入があるため、ひがみの対象となります。そういった人間関係が崩れることを懸念する声も多数あります。

③複業人材である必要性がない

 結局のところ、企業には複業人材を活用する具体的なイメージが出来ていません。

「この業務を推進するなら複業人材を活用しましょう!」

と、複業人材を是非と、企業が求める場面はそれほど多くありません。

まだまだ一般的な企業では、人手が足りない場合には、

「新たに正社員の採用してよ、または派遣か契約社員の採用して」と複業人材の採用イメージが出てきません。

中小ベンチャー企業では、そう簡単には優秀な人材をフルタイム又はその業務にピンポイントで採用することはできません。そこで、独立したフリーランスを雇うとコストが高いため、流行に乗って複業人材を探してみることが多いようです。

 

以上の理由から複業人材の受け入れが進んでいないように考えています。企業側としては、本音では正社員採用を行いたいが、採用できないから複業人材で補うかといったイメージです。

 

会社員の複業は沈黙が重要


 一般的な会社員なら、時間的に余裕はあると思います。自分の時間をより工夫をして管理すれば会社員には時間が作れます。ホワイト企業にお勤めなら、副業環境はより整っているはずです。それではまず、何を複業とするのかと考えると思います。

お金が目的となってしまうと、投資、投機、ギャンブル的なものを真っ先に考えてしまいます。長期的で計画的な株式投資は別として、短期的な儲けに人の心は動いてしまいがちです。より投機的なものならば、特別な才能と会社員の読会場の労力がなければ、ずっと勝ち続けることは難しいです。

また、ヤフオクやメルカリのような臨時収入や小遣い稼ぎの雑所得も、本業に対する副業と呼んでいいのか微妙です。

 いづれにしても、生活や遊びのためのお金が目的の副業では、根気よく長くは続かないです。

 複業はそう難しく考える必要はないと思っています。好きなことに没頭、またはセミプロの腕試しのようなものでいいと思っています。また、極端に考えれば「子育て」もパパ業・ママ業として考えることが出来ます。

例えば、子育てをしながらYouTubeをやっている人やブログをやっている人もいます。そうやって事業所得としてお金を得ることも可能ですし、それが楽しいのであれば、そういった内容でも良いと思っています。YouTubeにしても様々なことを学べますし、ブログ運営も思っている以上に考えることがあり、SEOの知識、文章能力、デザイン能力が求められます。

事業所得とは、お金を頂くのにその能力を有し、相当の労力を使って成果を出し、継続的な収入が見込め、他社から職業として認知されるものです。自分の人生や本業の仕事で培った専門性・独自性を社外で発揮して、その成果に対価を払ってくれる人や組織がいることは大変すばらしいことだと思います。

複業を行うことで様々な発見や気づきを与えてくれます。複業をご自身の能力開発に利用しても良いと思います。複業は本業に良い影響を与える者だと考えています。複業を頑張ることで自身の能力が向上するため本業の収入も上がっていくことが多いです。

そのため、たとえ会社が複業を容認していても、黙々とおとなしく行動することが無難です。会社の複業容認の甘言に乗り、「私は複業をしちぇいます」と公言したら、社内の嫉妬の渦に巻き込まれて人間関係がめんどくさくなります。最悪の場合、退職をすることとなり、落ち着いて複業ができなくなる可能性(まあ独立のチャンスではありますが。)もあります。

会社員の複業の秘訣は、黙ってやることだと思います。複業はブームのように新聞や雑誌、ウェブサイトに書いていますが、黙ってやることはあまり書いていません。

私の経験上、黙って行うことはとても重要なことだと思っています。

 

まとめ


 上記までにご紹介致しました通り、プロフェッショナル人材は、所属企業の社員研修からではなく、実践の場を嗜む複業から数多く輩出されるようになる日が近いかもしれません。複業には、その他に良い作用もあります。複業で社外の空気を吸い、社外の人材と交流すること、新たな刺激や学ぶ機会も増えます。

社外からの刺激や学ぶ機会が増えると、社内の威張るおじさんやおばさん、知ったかぶりをするおじさんやおばさんに年を重ねて退化することがなくなります。

 社内政治を目撃しても、鼻で笑えるようになるかもしれません。複業は、サラリーマンにとって独立志向で健全な精神をはぐくむ場でもあると思います。この機会に複業に一歩足を踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

下記で会社員×複業についてまとめ記事を作成しておりますので、ご参考までにご一読ください。

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