自身で読んでみて本当におすすめできる本だけを、ご紹介しております。
対象ジャンルは、小説、歴史書、経済書、ビジネス書等バックオフィスの業務や働き方に関係がありそうなものをご紹介致します。
一読の価値はある本ばかりですので、自信を持っておススメいたします。
タイトル
座右の書『貞観政要』 中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」 (角川新書)
概要
稀代の読書家が、自らの座右の書をやさしく、深く解説!『貞観政要』は中国史上もっとも国内が治まった「貞観」(627~649年)の時代に、ときの皇帝・太宗と臣下たちが行った政治の要諦(政要)がまとめられた書物。北条政子、徳川家康、明治天皇も愛読しており、「時代を超えた普遍のリーダーシップ」が凝縮されています。特に著者の出口治明氏が分かりやすく解説もしてくれており、とても読みやすく、自身の体験など、現代の事例を加えて説明してありますので、歴史が苦手な方でもおススメです
《本書の目次》
- 序章
「世界最高のリーダー論」はどうして生まれたか―ものごとの「背景」を押さえる - 第1章
リーダーは「器」を大きくしようとせずに、中身を捨てなさい―「権限の感覚」と「秩序の感覚」 - 第2章
「部下の小言を聞き続ける」という能力―「諌言」の重要性を知る - 第3章
「いい決断」ができる人は、頭の中に「時間軸」がある―「謙虚に思考」し、「正しく行動」する - 第4章
「思いつきの指示」は部下に必ず見抜かれる―「信」と「誠」がある人が人を動かす - 第5章
伝家の宝刀は「抜かない」ほうが怖い―「チームの仕事」の重要なルール - 第6章
有終の美は「自分」にかかっている―ビジネスを「継続」していくために
個人の所感
私は特に下記の言葉が響きました。
◎貞観政要の三鏡の教え
・鏡に自分を映し、元気で明るく楽しい顔をしているかチェックする(銅の鏡)
・過去の出来事しか将来を予想する教材がないので、歴史を学ぶ(歴史の鏡)
・部下の厳しい直言や諫言を受け入れる(人の鏡)
最近私は知り合いの社長等にもっと歴史について勉強するようオススメされておりましたが、正直あまり歴史ものが好きではなく、今回の本に流れて読み始めました。上記に記載されております、三鏡の教えで、一つ目や三つめはかなり意識をしておる部分でしたが、歴史の鏡は弱くて、よく指摘を受けておりました。しかし、この本でもご紹介をされている通り、将来を予測するには過去から学ぶしかないとあり、私は今後の自分の行動の戒めとなり、歴史の重要さに改めて気づかされました。皆様にはもっといい言葉や考えはあると思います。